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情報を取り込むときの落とし穴にご注意 <心構えと思い込み>
前回は、セルフマネジメントのポイントは「情報」の取り込み方だというお話
をしました。今回は、私たちが「情報」を取り込むときに陥りがちな落とし穴
についてです。
例えばAさんとBさんが、各々残業しているときに次のような上司の話を聞き、自分のことを言われているのだと思い込んだとします。
A:「あいつは駄目です。失敗ばかりで使いものになりませんよ」
B:「あいつは素晴らしいですよ。積極的だし、成果もどんどん出しています」
その後、業績が伸びない支店に転勤を命じられたとしたら、AさんとBさんの働きぶりは、その後どうなるでしょうか。
Aさんの場合は、この転勤は左遷なのだと思い込みまったくヤル気が起こらず、新しい環境に溶け込もうという気も起こらないかもしれません。
Bさんの場合は、支店を立て直すために転勤になったのだと思い込み、精一杯頑張ろうという気になるかもしれません。
このように私たちは情報を取り込むとき、「気分」によって大きく左右されるのです。そして、気分というものは、「心構え」によってつくられます。
「支店に転勤を命じられた」という事実はひとつ。しかし、Aさんは「自分は認められていない」という心構えを持ち、その結果、気分がめいって、仕事が手につかなくなってしまった。一方、Bさんは、「自分が認められている」という心構えで、「やるぞ」という気分になり、いい仕事ができた。先ほどの上司の話は、自分のことを言っているとは限らないのに、です。
この「心構え」は、「思い込み」からつくられるのです。
私たちはいろいろな体験や情報を通して思い込みをつくり上げていきます。
この思い込みは事実の情報だけでなく、自分がそうだと思い込んだことによって、つくられていくのです。
言い換えれば「情報」というものは、わたしたちの人生そのものをもコントロールする、大きな力を持っているといえるでしょう。
来週は、この力をプラスに扱うことができるテクニックについて取り上げます。