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メンタルブロックを知る(1)「心の色眼鏡」が無意識に働く <愛子さんのヒゲが苦手な理由>

update:2006.8.22

前回は「顕在意識」と「潜在意識」の2つを取り上げました。
これらの意識は、まるで紙芝居がめくられるように、パッパッと顕在意識と潜在意識を行き来しているのでしょうか。

答えは「NO」。

顕在意識と潜在意識のあいだには、ちょっとした領域・幅があります。
これは生まれたときには存在しませんが、さまざまな経験を通して、徐々に数多く出来上がってくるものです。ここには、私たちにとっていい影響をもたらすものもあれば、悪い影響をもたらすものもあります。
役に立つものもあれば、役に立たないものもあります。

例えば、コンピュータの操作や自動車の運転。意識せずとも自然に、マウスやハンドルを動かしていますよね。
これこそ、経験のなせるワザ。結構、役に立っているのです。
では、役に立たないものとは、なんでしょうか?


新宿区の銀行に勤める愛子さんは窓口を担当しています。ヒゲをはやした男性がどうも苦手で、いつも通りの、自分なりの接客ができません。理由はわからないのですが、特に、アゴにヒゲがある男性は苦手だと感じていました。

その理由は彼女の「メンタルブロック(内制止)」にありました。話を聞くと、子どものころ、近所にとっても怖いおじさんが住んでいたそうです。そのおじさんのアゴに、ヒゲがあったのです。

愛子さんの顕在意識では、自分がなぜヒゲが苦手なのかわかりませんでした。
しかし潜在意識では、その恐ろしいおじさんの形相が、アゴヒゲとともに強烈に印象づけられていたのです。そのイメージが愛子さんの顕在意識を動かし、「ヒゲのある男性は苦手」となってしまったのです。

この例のように、メンタルブロックがネガティヴな要素でいっぱいになっていたら、どうなるでしょうか?

この続きは、来週取り上げます。

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