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忙しいビジネスパースンの中には、それこそ“分刻み”のスケジュールに追われている人も少なくないでしょう。でも、時には時計を外してみませんか?
そもそも「時間」って、いつから私たちの概念に居座り始めたのでしょうか?
皆さんは「時の記念日」(6月10日)をご存じですか?
660年に中大兄皇子(後の天智天皇)が初めて水時計(漏刻/ろうこく)をつくって時を告げ、さらに671年水時計を新天文台に据えました。こんなに昔から「時間を計る」という概念があったんですね。そしてその日が現在の6月10日と『日本書紀』に記載されていたことにより、大正9年に定められました。
古代の日本では、昼は、太陽の動きとその影から時間を知る日時計を使っていました。そして夜間は日時計が使えないため、上記の水時計というシステムを使い、その動きを見守るために2人の漏刻博士が20人近い時守(ときもり)を率い、時間を管理し、鐘をついて時を知らせたそうです。……なんとも大掛かりですね。
一方、機械時計は1551年にフランシスコ・ザビエルが初めて日本にもたらしました。そして時計(当時は懐中時計)が一般に普及し始めたのは、明治6年のこと。この理由は「不定時法」から24時間等分割の「定時法」に変わったからなんです。
それ以前、つまり江戸時代には「不定時法」という時間が使われていました。これは、夜明けから日没までを6等分する時間の分け方で、モチロン季節によっては昼と夜の時間が違ってしまう、つまりは時間の長さが違ったんです。
不便なように感じるかもしれません。でも、時計を持たないのが当然だった
当事の人々は、太陽の高さを見て大体の時刻がわかったのです。
ならば、わたしたちも江戸時代に戻って、時計を外しませんか。
時間を推測するために、きっと五感が総動員されるのを感じるはずです。
参考文献:『「超」脳力UPプロジェクト』大島清著/きこ書房刊