生活習慣の改善で脳力UP!30日かんたんトレーニング

11日目-2 心にも効くウォーキング!<脳を10%活発にさせる:その2>

update:2006.8.16

ウォーキングをしている人を近所でずいぶん見かけるようになりました。
「ウォーキングは健康にいい」という情報は、すっかり市民権を得たようです。
では、どんなふうに身体にいいのでしょうか?

ここに、和歌山県をメインにした産学官協同による“熊野古道ウォーキング調査プロジェクトチーム”の「熊野古道の健康効果の検証調査報告書」というものがあります。
現在の和歌山県の東部は古くは「熊野」と呼ばれ、『古事記』や『日本書紀』に神話の舞台として登場します。この地域を南北に縦貫する道は熊野古道と呼ばれ、2004年に世界遺産の一部に指定されました。道に峠(それでも標高300m)もありますが、高齢者でも登れるコースとなっています。

調査は被験者を、熊野古道のコースを(1)1回ウォーキングする(7~8km)、(2)2ヵ月間(週3回/1回約60分)ウォーキングする、の2つの組に分けて行いました。比較対照調査として、普通の平地でも(1)(2)を行いました。その結果、熊野古道コースのウォーキングは次のように健康に大変よい影響を及ぼすこと、それも平地でのウォーキングに比べさらに効果的である、という数値を示しました。

(1)の1回のウォーキングだけで得られる効果としては、免疫力の増加、ストレスの改善、気分の改善、適度な脚筋力への刺激などの効果がありました。さらに決断・問題解決の能力・ワーキングメモリの能力などをつかさどる「前頭連合野」の働きが高まる可能性があるという結果が出ました。

(2)の2ヵ月間のトレーニングでは、最大酸素摂取量(一度に吸い込む酸素の量)の増加、太ももの筋肉増加、内臓脂肪の減少などが見られました。

この結果からは、ウォーキングが生理的のみならず精神的・心理的な面からも健康によいこと、そしてそれが自然豊かで起伏のある場所だとさらに効果的だということがわかります。

さあ、外に出て、歩いてみませんか?

参考文献:『「超」脳力UPプロジェクト』大島清著/きこ書房刊

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