脳と心のエトセトラ

vol.79 赤いインテリアでアンチエイジング!?

update:2008.2.22

以前、このコラムで“物理的な時間”と“心理的な時間”について触れたことがありました。“物理的な時間”とは時計が指し示す実際の時間であり、“心理的な時間”はその人が感じる感覚的な時間。加齢などによって体の代謝が低下するほど、“心理的な時間”はゆっくりと流れるため、“物理的な時間”が早く過ぎてしまうように感じてしまう・・・そんなお話でした。つまり年を取ると、12時から雑誌を読みはじめて、1時間ぐらい経ったころかなと時計を見たら、実際には2時を過ぎていた・・・なんてことも起こりがちなのです。

“心理的な時間”は1時間経過と感じるのに対して“物理的な時間”は2時間経過していた、というこの現象は、突き詰めれば“1時間を無駄にロスしてしまった”状態だといえます。さらにいえば、“1時間余計に老けてしまった”ということにも。じつはこの“心理的な時間”の遅れによる時間のロスは、“心の老化”につながり、それが見た目の老化にも表れてしまう傾向があるのだそうです。しかしこれは、“心理的な時間”の遅れを防ぐことはアンチエイジングになる、といい換えることもできるのではないでしょうか。

そこで、“心理的な時間”の遅れを防ぐ方法をご紹介してみましょう。
ひとつは、インテリアに赤いものを多く取り入れるという方法。赤という色には、見ている者の体温を上昇させたり、呼吸や脈拍を速めたりする作用があります。つまり、交感神経を刺激してエネルギー代謝を高める色なのです。この色に囲まれた部屋にいると、エネルギー代謝が高まり、空腹や疲労が早く訪れるため“心理的な時間”が早く流れて“物理的な時間”が長く感じられるようになるのだそうです。カーテンやじゅうたんなどのファブリックを赤いものに変えてみてはいかがですか?

もうひとつ、“心理的な時間”の遅れを防ぐ方法が、趣味や勉強などに“集中する”、ということ。何かに好奇心を抱いて夢中になっていると、充実した時間の経過を感じることができるものです。たとえば同じ1時間でも、テレビを見ているだけの1時間はあっという間。しかし、何か物を夢中で作っているときの1時間は充実しているものですよね。つまり、編み物などに夢中になっていると、2時間経ったかなと時計を見たらみたらまだ1時間しか経っていなかった! 1時間若くなった!・・・ということにもなる可能性があるわけです。事実、趣味などに夢中になっている人は、見た目が若々しいということが多いものです。老化予防にサプリメントを摂るのもいいですが、こうした“心理的な時間”のアンチエイジングも試してみませんか?

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