脳と心のエトセトラ

vol.77 心理学で考えるオフィスの空間アレンジ

update:2008.2. 8

正月ボケもだんだんと抜けてくる今日このごろ。2008年のワーキングライフもいよいよ本格始動、といったところでしょうか?

オフィスのように、ひとつの場所に長時間い続けるような場合、その空間の造りやレイアウトなどが心理面に大きな影響を与えるものです。たとえば、天井の高い部屋は重心が高く、重力が軽くなるような心理作用をもたらすため、そうしたオフィス空間では意見が気軽にどんどん出てくるような効果が期待できます。反対に天井の低い部屋は重心が低く、よくも悪くもプレッシャーを感じるため、そうしたオフィス空間では作業への集中力を高めることができると考えられるのです。

重心の高さや低さは、レイアウトされている家具の色や材質などによっても左右されます。重心を高くして開放的な空間を作りたいときは、家具は明るい色で軽い素材のものを選ぶのがコツ。重心を低くして集中できるスペースを作りたいときは、色や素材が重厚で、どっしりとした形の背の低い家具を選ぶといいでしょう。

また、会議室におすすめしたいのは丸テーブルです。丸テーブルを囲むように座ると、それぞれの意識が円の中心に向かっていくため、集中力と一体感が生まれやすいと考えられているのです。さらに丸テーブルの場合、四角いテーブルのように真向かいに相手が対面しているといった状況を生みにくく、親近感がわきやすいといった効果も期待できます。こうした丸テーブルの心理的作用は、交渉を成立させたいときにも大いに役立ちますよ。

パソコンの作業などが多いオフィスには、レモンのアロマをたいてみてください。ある実験によると、レモンのアロマをたいた空間ではパソコンの入力ミス率が約半分にまで下がったことがわかっています。アロマテラピーの世界では、レモンの香りには心を冷静にさせ、頭をスッキリと明晰にしてくれる作用があるとされているので、この効果がビジネスにおいても期待できるようですね。レモンのアロマは一般的に好まれやすい香りなので、ほのかに香る程度にたいておけば、邪魔にならないでしょう。

いかがですか? 新たな1年のビジネスがよりいいものとなるよう、この機会に心理学を生かしたオフィス改造を試してみてください。

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