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クリスマスが間近に迫ってきました。きらめくイルミネーションを眺めながら歩くと、ふとクリスマスミュージックが聴こえてきたりします。そんなとき、心も体もじんわりと暖かくなるような気がしませんか? 音楽の不思議な力を感じる一瞬です。
音楽の不思議な力を応用したものに「音楽療法」と呼ばれるものがあります。音楽のもつメロディー、リズム、ピッチ、周波数、ゆらぎ(音の揺れ)、倍音効果(音同士のぶつかり合いでより高い周波数の音が生まれる効果)といった要素が、自律神経に働きかけて免疫力の向上や血圧の安定などにつながる、と考えられているもので、特にモーツァルトの音楽はその効果が高いといわれていますね。
こうした音楽療法の効果は、聴覚を通じて脳に届けられることによって表れます。聴覚といえば、耳の奥の鼓膜が音の振動によって震え、音声信号に変換して脳に伝える感覚のことですが、じつは聴覚は耳だけが持つ機能ではないのだそう。
NASAで行われた実験に面白いものがあります。狭い空間に長時間閉じ込められてしまう宇宙飛行士は、緊張とストレスから免疫力が極度に低下してしまうのだそうですが、これを何とかして防ぐ方法がないかと研究が重ねられた結果、採用されたのが音楽療法。しかも、ただ音楽を耳で聴くのではなく、足の裏で聴くという方法がもっとも効果的だったと判明したそうなのです。
音楽を聴く方法には、骨に音の振動を与えることで音声を聴き取る「骨伝導」と呼ばれる方法もありますが、鼓膜や骨だけでなく、いってしまえば体じゅうに存在する60兆個の細胞すべてが、音の振動を感じ取っているわけです。音楽は耳で聴くもの、という既成概念を取り外し、全身で音を感じ取るイメージで音楽鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか? 音楽の持つ癒し効果を全身で受け取ることができるはずです!