脳と心のエトセトラ

vol.69 記憶力を高めたいなら恋しよう!

update:2007.12. 6

気になる人と話ができるのは、ドキドキしてうれしいものです。そして、そんなドキドキした気持ちで交わした会話の内容は、不思議とよく覚えているものではないでしょうか。そうです。恋愛状態にあると、脳は記憶力を高める性質があるのです!

人は恋をすると、体内の性ホルモン量が増加することがわかっています。特に女性の場合は体内の女性ホルモン量が増えるわけですが、この女性ホルモンの作用によって記憶力が高まるのではないか、といわれているんですね。

小鳥を使ったある実験によると、メスの鳥は、オスの鳥から求愛されてそれを受け入れたときに、女性ホルモンの量が増え、結果として記憶力が向上することがわかったそうです。恋愛状態に陥って記憶力を高めたメスの鳥は、オスの鳥の鳴き声や羽の色、模様をしっかりと覚えるのだとか。おそらく、心に決めた相手を見失わないようにするための“女の本能”なのでしょう。

また、性ホルモンが増えると、記憶をつかさどる大脳の「海馬」における脳細胞を増殖させることもわかっていますし、記憶をはじめとする脳の知的機能を阻害するストレスやうつ状態を防いでくれることもわかっているのです。

恋愛をしていると、相手の好きな食べ物や好きな映画、好きな音楽のことなど、スラスラと覚えてしまいますよね。これこそ性ホルモンの力による記憶力アップの成果なのです。逆にいえば、相手がどんなものを好きでどんなものを嫌がるのか、うまく覚えられない人は恋を成就させることが難しい・・・とも。そうならないためにも、恋をしたら相手の一挙手一投足をよく観察して、記憶力を高めていきましょう! 恋の力で記憶力を高められれば、きっと仕事もうまくいくはずです!

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