脳と心のエトセトラ

vol.68 ロジカルシンキングとクリエイティブシンキングは使い分けが肝心

update:2007.11.29

私たちが考えごとをしているときに、頭の中で活動している“思考回路”。 この思考回路は、大きくふたつの種類に分けることができます。ひとつは論 理的思考回路。物事の因果関係をはっきりさせたり、優先順位を判断しながら段取りを組み立てたりといった“ロジカルシンキング”に使われる思考回 路です。そしてもうひとつは、創造的思考回路。ある情報とある情報をくみ合わせて新しいアイデアを生み出すような、“クリエイティブシンキング”に使われる思考回路です。

このふたつの思考回路は、脳の調子に合わせて使い分けるのがおすすめです。

たとえば寝不足や疲労などで「あんまり頭が働かないなあ」というときは、スケジュール作成や売上計算など、論理的思考回路を使う作業に取りかかってみてください。ロジカルシンキングというものは難しい思考法のように考えられがちですが、基本的なマニュアルにのっとって合理的に手続きをするだけの思考なので、じつは脳の活動量はそれほど多くありません。脳の調子があまりよくないときでも、ロジカルシンキングは効率よく行えるものなのです。

反対に、たっぷりと睡眠をとった日の朝のように頭がスッキリとさえているときは、企画立案のような創造的思考回路を使う作業に取り組んで、アイデアをひねり出してみてください。論理的思考に比べ、創造的思考における脳の活動量は多いことがわかっています。それはいいかえれば、脳の活動性が高いときほど、創造的思考回路はよく働き、いいアイデアが生まれやすいということ。脳の調子がいいときは、脳のコンディションが悪くても行えるロジカルシンキングではなく、より高い脳の活動性が求められるクリエイティブシンキングを行うほうが効率的なのです。

脳にも調子のいいとき、悪いときがあるもの。いつでもいいアイデアが生まれるとは限りません。だからこそ、つねに脳の調子がいいかどうかを判断して、そのときどきに応じて思考回路を使い分けてみませんか?

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