脳と心のエトセトラ

vol.54 相手のネガティブな感情をやわらげるコミュニケーションスキル

update:2007.8.16

命令を出したり叱咤したり、職場でリーダーシップをとらなければならないときは、しばしば部下からの反感を買いやすいものです。
リーダーと部下とのコミュニケーションには反感や反発がつきものだと思われる人も多いかもしれませんが、何のケアもせずにそのままにしておくと、反発心はどんどん膨れ上がってしまいます。

相手が反発心を覚えているなと悟ったときは、その反発心を上手にしぼませていくテクニックが必要です。そんなときに有効なコミュニケーション法に、「スタッキング」と呼ばれるものがあります。

「スタッキング」とは「○○しながら~~してください。~~しながら**してください。**しながら・・・」というように、言葉をどんどんつないでいく手法。たとえばあなたが部下を注意したときに、部下が憮然とした態度をとってきたときは、こんなふうに切り替えしてみるのです。

「文句がいいたいのなら、どうぞいってください。いいながら、私の目をしっかり見てください。そして私の目を見ながら、考えてみてください。この注意はあなたの将来を思うからこそだということを」

このように言葉をどんどんつないでいくことにより、部下の感情を怒りや反発心からどんどん引き離すことができ、冷静な心境へと導いてあげることができます。この「スタッキング」を活用すれば、相手のネガティブな感情をポジティブな状態へとシフトさせることができるのです。

チーム内に負の感情がたまり続けると、足の引っ張り合いや連携不足を招き、プロジェクトの失敗を招いてしまいかねません。「スタッキング」のような手法を知っておけば、そうした負の感情をこまめに“ガス抜き”することができ、協力し合えるチームワーク作りにもきっと役立つことでしょう。

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