脳と心のエトセトラ

vol.52 右ハンドル車と左ハンドル車、乗るならどっち?

update:2007.8. 2

外車と国産車、どちらかの車を買うとしたら何を比較して選びますか?ブランドなのか、燃費のよさなのか、価格なのか……さまざまな比較基準があると思いますが、そこにもうひとつ、選択のポイントを加えてみてほしいのです。それは“ハンドルの位置”です。

車に乗る場合、たいてい助手席には大切なパートナーが座るもの。そのパートナーに対して運転している自分を印象深く見せたいのなら、左ハンドルの外車がおすすめです。

左ハンドルの場合、助手席から見て運転手は左視野に入るポジション。左視野はおもに左目で対象物を見ることになるため、その視覚情報は右脳でキャッチされるのです。これは前回もお話した通り、左半身で得た情報は右脳に伝わり、右半身で得た情報は左脳に伝わるという原理に基づいているものですが、右脳はイメージをつかさどる脳であるため、右脳で処理された情報はより印象的に記憶に残りやすいのです。

反対に、助手席に座るパートナーをより印象的に目に焼きつけたいという人なら、国産車などの右ハンドル車が最適。右ハンドルであれば、運転手の左視野に助手席が映り、パートナーの姿を右脳でキャッチできるわけです。

このような、右脳と左脳の特徴を生かした五感の使い分けは、聴覚にも応用することができます。耳も目と同様、受け取った情報が左右交差して脳に伝わるので、右耳で聞き取った聴覚情報は左脳に届き、左耳で聞き取った聴覚情報は右脳に届くことに。なので、恋人への愛情表現や友人に感謝の意を伝えたいときなど、相手の感情に訴えたいときはその人の左側から言葉を伝えるのが効果的。逆に、ビジネス上の数字の話やスケジュール確認など、論理的な話を伝えたいときは相手の右側から伝えるといいということになります。

左ハンドルの車に乗ると、自分の姿を相手の左視野から印象的に見せ、相手の左耳に愛の言葉をささやくことができる。右ハンドルの車に乗れば、相手を左視野で印象的に見つめ、相手の話す内容を感情で受け止めやすくなるわけです。

さて、あなたはどっちに乗りますか?

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