脳と心のエトセトラ

vol.28 発言軸別・コミュニケーション術・3~「経過型⇔結果型」軸の場合

update:2007.2.15

人間の発言パターンには、その人の思考の特徴が表れてくるものです。そうした特徴を見分けることで、あらゆる人とのコミュニケーションを円滑にする方法が、NLP(神経言語プログラミング=物事を認識するメカニズムを言語学と心理学の観点から研究した学問)による“発言軸”別・コミュニケーション術です。

これまで「目的型⇔回避型」軸、「内的型⇔外的型」軸といった“発言軸” についてご紹介してきましたが、今回は「経過型⇔結果型」発言軸について取り上げてみたいと思います。

「経過型⇔結果型」発言軸とは、物事の進め方の違いからコミュニケーション方法を判断するものさしだと考えてください。“経過型発言”の人は、発言内容に特徴があるというよりも、物事を進める上で取り立てて特徴的な発言をしないタイプといってもいいでしょう。進める手順や方法が決まると、その通りに行おうと努力するマニュアル型タイプなのですが、こうした“経過型発言”の人に突発的なトラブルの打開策を求めたり、新しいアイデアを求めるような質問をしても、うまくコミュニケーションが成立しません。

一方の“結果型発言”をする人とは、「必ず解決策はあるはず」「もっといい方法がある気がする」といった、新しい方法を探したいという気持ちが表れた発言パターンの多いタイプ。こういう人は規則や統一性、マニュアルなどに縛られることを極端に疎んじる傾向があるため、「とりあえず現状の方法で進めておこう」「先輩たちと同じやり方でやろう」といった協調案を述べると、機嫌を損ねてしまうことがあります。

“経過型発言”が多い人とのコミュニケーションでは、順番に気をつけた発言を心がけるのがコツ。話の順序が前後したり、因果関係がごちゃごちゃだったりすると、“経過型”の人にはピンときません。結論にいたるまでのプロセスを丁寧に説明することが大切です。

“結果型発言”が多い人とコミュニケーションをとるときは、「あなただったら必ずいい方法を見つけられると思うんだけど」といって相談を持ちかけたり、「あなたが決めたやり方がベストだと思う」といって同意したりといったスタンスが効果的。その人の発想力、アイデアマンとしての魅力を最大限に引き出してあげるような言葉を選ぶといいでしょう。

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