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NLP(神経言語プログラミング=物事を認識するメカニズムを言語学と心理学の観点から研究した学問)によって、人間の発言パターンは5つの “発言軸”に分類できるということを、前回ご紹介しました。
今回は「内的型⇔外的型」発言軸からみたコミュニケーション術を取り上げてみましょう。
「内的型⇔外的型」発言軸というのは、物事を決断するときに何を基準に決断を下しているのかをはかるもの。決断の基準が異なると、発言パターンも異なってくるのです。
たとえば、自分自身の発想やポリシーなどをもとに物事を決めたがる人は、“内的型発言”が多く見られます。「ああいう人は・・・をするタイプだね」といった断定口調からは、物事を自分の直感、つまり自己の内的な情報によって判断していることがうかがえますが、こうした“内的型発言”が多い人は、主導権を握りたがる傾向が強いのです。
一方、決断の場において他人の意見を求めずにいられなかったり、他人の決断にいちいち従ってしまったりする人の場合、“外的型発言”が多くなります。何かにつけてすぐ「どうする?」と周囲の意見を確認する“外的型発言” の人は、人間関係の調和を大切にする傾向があるといえるでしょう。
“内的型発言”が多い人とコミュニケーションをとる場合は、その人の持ち味である自発的な決断力を引き出すように、何かと意見を聞くことがポイント。意見を求められることによってその人の考えがまとまり、決断しやすくなることから、会話がスムーズに進むのです。
また、“内的型発言”タイプに意見をしたい場合は、彼らの持つ直感に対する理解を示す工夫が大切。「あなたの考え方は・・・だけど、〜という意見もある。多くの場合は・・・でいいと思うけど、場合によっては〜という意見が適切になることもありうるね」というように、“内的型発言”をする人の考え方を肯定しつつ、客観的なニュアンスで別の意見も提案していくと、素直に意見を聞き入れてもらいやすくなるのです。
“外的型発言”が多い人とのコミュニケーションは、応援と賞賛がカギ。「・・・のようにしてみるといいんじゃない?」「こういうときは〜という手もあるよ」といった、決断を後押しするような言葉でフォローしつつ、何かを達成したときは「すごいね!」「ありがとう、助かったよ」といった賛辞を投げかけてあげると、“外的型発言”タイプの人とのコミュニケーションはとても円滑になります。
間違ってもこういうタイプの人に、「それくらい自分で決めなくてどうするの?」といった厳しい言葉をかけないように・・・。