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老若男女、国籍を問わず、ダイエットは美徳とされがちです。
ニューヨークでは太っている人は自己管理能力の低い人とみなされるのだとか。 だからニューヨーカーは、アフター5にこぞってジム通いするみたいです。でもなぜ、人間は必要以上に太ってしまうのでしょうか。
そもそも、太る原因となる" 食べ過ぎ" という行為はなぜ起こるのでしょう?
満腹のライオンは、目の前をシマウマがのらりくらりと横切っても 興味を示すことがほとんどないのだそうです。 野生の動物は生きるために最低限必要な量を食べたら、 それ以上の食欲は湧かないらしいのです。 でも人間は違いますね。必要量を食べても" 食い意地" がおさまらず、もっと食べたくなってしまうのは なぜでしょう?
その理由は脳にありました。 人間の脳は進化の過程で巨大化してしまったゆえ、 ほかの動物の脳に比べて大変燃費が悪くなってしまっています。 その必要カロリーはなんと体全体の約25%。 動物のなかで最も脳が発達しているチンパンチ−ですら9%程度といいますから、人間の脳がいかに多くのエネルギーを要するものであるかがわかります。 脳のエネルギー源は、血液中に含まれるブドウ糖(血糖)です。 そのためブドウ糖不足になると、脳はすぐさま機能停止状態になってしまい、 心臓の拍動や呼吸運動などもストップしてしまいます。 そうした生命の危機を招かないために、 脳はカロリーを少しでも多く摂取させようと 「空腹感」をしばしば作り出すのです。
まさにこれが"食い意地"。 巨大な脳を持つ人間には、"食い意地"が必要なものだといえるのです。 こうしたことから、"食い意地"に罪悪感を抱いて食べたいのに ガマンするというのも、度を過ぎると脳に悪影響をもたらすことが考えられます。 事実、極端な食事制限を行うと、うつ状態や引きこもりなどを招くことが 医学的にも証明されているのだとか。 やはりダイエットは、食べるのをガマンするのではなく、 食べた分だけ運動をするというのが理想! というわけです。