今月のクエスチョン?

第二回 今月のクエスチョン



『今月のクエスチョン』では、皆さんが日頃抱えているさまざまな分野のお悩みにSSIライフラーニングセンターの講師が丁寧にお答えし、ヒントをご提供していきます。
人生全般について、お仕事で、人間関係で、恋愛で、夢について…etc。
ページの最後に皆様からのお悩み応募、プレゼントのお知らせもありますのでそちらもお楽しみに!!




先月、皆さまからのお悩みを募集しましたところ、本当に沢山の方から、質問をお寄せいただきました。ありがとうございます。
今月のクエスチョンでは、先月届いた質問の中から、さまざまな分野のお悩み3つに、ソースセミナー、VP自宅学習キットでお馴染みの講師松橋順子が回答していきます。回答を皆さんも参考にしてみてくださいね。


Q 
はじめまして。松橋順子先生のコミュニケーションの話、すごく良かったです。意味は理解出来るのですが、気の弱い私には、うまく、実行出来ません。おはよう、こんにちは等の挨拶には「私は、あなたの仲間ですよ」という意味があるという話もWebでみました。でも、松橋先生のおっしゃる悪い例等が頭をよぎりうまくいきません。うまくいかせる為には自分に嘘をつくか演技をしないとだめです。どうしたら良いのでしょうか?


Answer


コミュニケーションに関する私の話を読んでくださってありがとうございます。
そしてたぶん何度か試してくださったのですね。「気の弱い私には、うまく、出来ません」
とのことでしたが、まずは試してみてくださったこと、ほんとにありがとうございます。


意味を理解してくださったことだけでも、知らず知らずに違いがでてきます。そして、出来るところから、ほんとに出来るところからで大丈夫なんです。もちろん簡単な挨拶からでも、そのときにちょっと微笑むこととかでも。もし、相手のコミュニケーションの目的がよくわからなければ、「うん、うん」とうなずいて、相槌を打つだけでも充分な場合もありますよね。


人が何か困っていて相談されたとき、私がまず最初に自分に言い聞かせることは、「答えはその人自身の中にある」ということです。たとえば、今回、「うまくいかせる為には、自分に嘘をつくか演技をしないとだめです」と書いてくださっていましたが、それは「自分に嘘をつくか演技をすればうまくできる」ともいえます。たとえば今、「うまくコミュニケーションをする」ということが欲しい成果だとしたら、ちょっと演技してみませんか。


私は自分が人見知りで人の輪の中に入っていけなかった時期に、「もっと友好的で開放的な自分でいたい」と思いました。そしてそうなろうと決めました。自分の大好きな笑顔の素敵な女優さんのDVDなどをみて、その表情やふるまいをみて、真似しました。最初はいつも優しく受け止めてくれる親しい友人に対してやってみて、やっぱり恥ずかしいので「なんちゃってね」とふざけたフリをしたりして、少しずつ自分にも周りにも慣らしていきました。


演技も続けていくと、まず周りが「この人はこういう人だ」と見始めます。そして、自分もそれが習慣になって、自動的にそうふるまうようになります。もちろん、そうしていく中では、なんだか嘘をついている感じがして嫌気がさしたり、演技することに疲れたりすることもありましたが、それよりも私は「なりたい自分になりたかった」のです。続けていくと当たり前のようになって、自分でもそれが演技かどうか境目がなくなって、するとほんとに自分の一部になってきたのです。人は、自分のことを知っているようで全部知っているとはいえないと思っています。私は人見知りで気も弱くてと自分のことを思っていましたが、よく観てみると明るい自由な部分や気の強い部分、人なつっこい部分もあって、演技をしていくうちに自分の中のその部分が広がっただけのように思っています。


自分の人生の中で少しぐらい演技するときがあってもいいのではないでしょうか。自分の人生を振り返ったときに、「あれもやらなかった」「これもやらなかった」と思うのと、「あーあんなこともやったな」「あれやって恥ずかしかったー」と思うのとでは、人生の色合い、深さや味わいが違うように私は思います。


もちろんご自身の人生をどうしたいかによりますので、無理にお勧めはしません。もし、それがおもしろそうに思えたら、楽しみながら演技してみてはいかがでしょうか。楽しむ人生でありますように心から祈っています。

 


Q
周りの空気が読めなくて、自分の意見を押し付けてしまう事が多く、職場で浮いてしまう事が多々あります。聞き役に徹したいと思っていても気が付くと熱く語ってしまってます。どうしたら、いい聞き役になり、相手が自分の意見を言ってくれるように出来るでしょうか。相手は自分の子供のような年齢差のある人から、同年代のひとまで様々です。


Answer


「聞き役に徹したいと思っていても、気が付くと熱く語ってしまっている」確かにありますよね。自分の話しにみんなが賛同してくれればそれでよしとなりますが、そんな時ばかりではなく、別に自分の意見を押し付けているつもりではないのに、なんだかそんな感じになってしまったりして不本意ですよね。


なかなか聞き役になれない時というのは、意識が相手より自分に向いている場合です。
誰かが何か言ったことに対して頭の中で『私の場合はこうだった』『私だったらこうする』『私はこう思う』という会話が起こって、話し始めてしまうわけです。気持ちとしては自分をわかってもらおうという気持ちが強いんですね。そうすると当然、「私は・・・」と熱く自分を語ることになります。


では、聞き上手の人はどうかというと、意識が相手に向いています。相手が何か言った時には『この人はそれからどうしたんだろう』とか『この人はその時どんな気持ちがしたんだろう』とか『この人はどういう理由でそう思うんだろう』と考えるわけです。つまり相手に興味を持つ、相手をわかろうとする気持ちが強いといえます。そうすると「それからどうしたの?」など相手に対する質問などが出てきます。そして「あーそうだったんだ」と、自分がわかりたいと思った相手を知ったことに対する気持ちの共有や共感を表す言葉が出てくるわけです。


意識が自分に向いていることが悪くて相手に意識を向けていくことが良いというわけではありません。どちらも大切なことです。ただ、『いい聞き役になりたい』というお気持ちがあるのなら意識を少し相手に向けていくことが必要なんですね。
ただ、『相手に意識を向けなきゃ』とか『聞かなきゃ』と思うとかえって“聞くこと”が難しくなる場合もあります。まずは、『相手が言ったことに対して「そうなの(または、「そうなんだ」)」「ふーん」などと言いながらうなずく』ということから始めてみてはいかがでしょうか。


まず、『今日は、「そうなの(そうなんだ)」という言葉と質問だけにする』と決めます。
(もちろん仕事上のことなどありますから、“できる限り”で大丈夫です)
そして、誰かが話し始めたら、『今日は、「そうなの(そうなんだ)」という言葉と質問だけにする』と意識して、相手の話に合わせてうなずきます。軽く相手の顔を見ながら、少し微笑みながら、頭を上下に少しふります。相手の話の文節や話がちょっと止まった瞬間にうなずきましょう。そして、話の切れ目で「そうなの(そうなんだ)」とうなずきながら言います。


会話の合間の沈黙のときや複数の人といるときは、相手や周りの人の表情や様子をゆっくり観察してみましょう。他の人がどんな表情でいるか、また他の人がどんなタイミングで、どんな感じ(声のトーンや語尾)で話しているかを見ることは周りの空気になじむためにもとても役に立ちます。観察するときは、優しいまなざしでいることを意識して見るようにしましょう。空気を読むということも周りを観察していくことから、その場の状況を把握し感じていくことができます。


いい聞き役は、相手の話にうなずきながら話を聴いてくれます。そして、「そうだったのね。」とか「なるほどね」というような言葉を使って共感を表現してくれます。そして、相手がもっと話しがしたくなるような質問をしてくれます。語尾を優しくやわらかくすると、自然に質問に答えやすくなります。年代が違っても基本は同じです。相手によって使う言葉やテンポだけ多少変えてみましょう。どんなにいい質問も矢継ぎ早にされると居心地の悪いものです。最初は、しっかりただうなずくことが、聴くということの土台になります。


最初はぎこちなかったり、「なんだか今日は変だね」と言われることもあるかもしれませんが、「そう?」なんて言いながらいつもと違う自分を楽しんでいきましょう。ちなみに私が昔、練習したときは「なんだか今日変だね。具合でも悪いの?」なんて言われましたが、「あら、そう。どう違うのかしら?」と質問すると自分についての情報を集めることができました。そして、それが今でもとても役に立っています。
どんなことも練習次第です。毎日の中でひとつひとつ、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。


Q 
作家、ライターを職業としています。大好きな仕事なのですが、コンスタントにやる気を保つことができません。しばしば、別のことに気がいってしまったり、なんとなくテンションが落ちたりして、仕事をためてしまいます。安定して高いモチベーションを持つ方法などはあるのでしょうか?
コンスタントに仕事をこなせる人間になりたいです


Answer 

 
私も以前、書かなければいけない原稿がいくつもあるのに、モチベーションが持続できなかったことがあり、やる気が出せる方法をいくつか試してみました。
たとえば次のようなものです。


①自分のモチベーションがあがるアファーメーションを貼って大きな声で読み上げる
②モチベーションがあがるBGMをかけてから始める
③書くための居心地のいい場所をつくる(椅子、机、筆記具、室温、風景、BGMなど)
④違う環境に身をおいて書く(様々なカフェ、公園、図書館、違う街、駅、遊園地など)
⑤楽しむ工夫をする・書くことをまず自分で話して録音してみる
・書くことをビデオの前で誰かに話しているようにして撮ってみる
・友人にインタビューをしてそれをもとに書く
・書くときの衣装を決めて、書くときは必ずそれを着る
・自分で自分にインタビューしながら書く         など


いくつか楽しみながら試してみるのもいいのではと思います。自分のモチベーションが上がる状態を確認または設定して、その環境があると自然にスイッチが入るように習慣づけしてしまうと楽です。


ただ、私はいくつかのことを試していくうちに、あることに気がつきました。
コンスタントにやっていきたいと思いながらも、ある一定の安定した状態自体がなんだか居心地が悪いということです。また、私はそのとき、「毎日、常に安定していて、いつもやる気いっぱいでいなきゃ」と思っていたんですね。


思えば私はロケットスターターで、何か新しく始める最初のときには、モチベーションも高くパワフルでガーッと成果を出すことができます。ところが少し慣れてきたり、どんなにエキサイティングでもそれが続いていくと私にとっては“慣れたいつもの状態”になってモチベーションが下がってしまうのです。私にとっては大きなメリハリが大切だったのです。また、モチベーションは必要なときだけでOKで、いつも常にモチベーションを高めておくことも必要ないことにも気づきました。


そこで私はまず、原稿などの依頼がくるとまず即座にタイトルやテーマ、日付など何でもいいのでとにかく一行以上書き始めます。「○○なことについて書くつもり」と書くだけのときもあります。そして、おおまかにスケジューリングします。比較的モチベーションの高い時間帯やよさげな日に集中して原稿を書くようにして、モチベーションが下がったときには、抱えている他の原稿に関するネタ探しの時間にすることにしました。


ノートにテーマ別に原稿の種になるようなことを書きとめたり、誰かと話をしたり、本を読んだり、講演会やセミナーに出かけたりして自分に刺激を与えてあげるようにしました。原稿をひとつひとつ片付けていくより、多くの原稿や作業を少しずつ同時にあちこち、気の向くままに書いていき、入稿前に手直しをするようにすると「これを書かなきゃ!やる気を出さなきゃ」とやっているよりずっと楽に簡単に楽しんでできるようになりました。一つ一つを集中してやっていく方法ではなく、別のことに気がいくことを味方につけた方法です。作家、ライターというお仕事もいろいろだとは思いますが、「書く」ことに関してはどんなことでも種になるのではないでしょうか。


これは私の方法ですが、人それぞれ自分のクセがあります。仕事をためてしまって、締め切り前にバタバタしたとしても、いつもそれで入稿しているとしたら、案外自分を追い込んで、バタバタと書いた方が集中できているのかもしれません。締め切り間際のバタバタが居心地悪ければ、今までより3日前くらいにバタバタしてみてはいかがでしょうか。必要な時に必要な原稿があればいいわけです。私は時々、締め切り前に何日か徹夜して原稿を仕上げるときもありますが、結構達成感があって私にとってはそれも気持ちがよかったりします。


私の場合は、1日や1週間単位でみると一定のレベルで安定しているわけではありませんが、1ヶ月や3ヶ月の単位でみると、結構コンスタントになっています。「コンスタント」の単位を1日で考えているのか、1週間なのか、1ヶ月なのかもちょっと確認が必要かもしれませんね。毎瞬・・・いつも・・・または、ただ漠然と・・・だとしたら、「コンスタントにやる気を保つことができない」ということ自体が幻想かもしれませんよ。


また、“コンスタントに仕事をこなせる人間になりたい”というのを、「コンスタントに仕事をこなすことによってどうなりたいのか、どんな状態が欲しいのか」ということをちょっと確認してみてください。「書く」という作業はどんな形であっても何かを伝えていくこと、自己表現のひとつといえます。


作家やライターの仕事は大好きとのことですので、この仕事のどんな部分が好きなのか、どんな状態や気持ち、成果が得られるからやっているのかということもあらためて確認してみると、力づけになると思います。何を伝えていくかにフォーカスしていくと、案外やる気はすぐに出てくる気がしますがいかがでしょうか。


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◆お悩み回答 松橋 順子 Matsuhashi Junko
メンタルトレーナー。外資企業で広報・人材教育に長く携わり、多くの自己開発、自己変革のセミナー経験を持つ。人生を明るくワクワクできる各人のライフスタイルの発見・実践を数多くサポート。
・米国NLP協会認定NLPトレーナー ・ソーストレーナー。
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