ライフラーニングセンター:コラム

第93回 近藤 哲生 エッセイ

2007.7.11

■ 第2回 【創造脳】の使い方~その2~    

こんにちは。ブレイントレーナーの近藤です。
今回はやる気が出てくる目標設定の方法にふれていきます。

近ごろはシステム手帳の普及とともに目標設定の方法を多くの方が学ばれています。
でも学んだもののなかなかうまく使えていない方もいらっしゃるようです。

また教材をお使いの方で目標設定することが大切だと分かっていても、目標
設定がなかなか手につかない方も散見されます。

時間やお金を使って手に入れたノウハウなのにうまく使えていない状態はなん
とかしたいですよね。お金と違って時間は一度使ってしまったら、
あとでいくらがんばっても取り返すことができません。

本当に貴重なお金や時間なのに、こんなことで良いのでしょうか。
良いはずはありませんね。

解決策のポイントは、いくつかの要点を押さえた目標設定にあります。
その方法は、取り組んでいる過程でイメージも取り扱うので大いに創造脳を活性化します。

自然にやる気が出てくるやり方です。ここでは目標設定の要点を2つ紹介しましょう。

最初の要点は、目標を達成した状態を、感覚に基づいて明確にすることです。
「感覚に基づいて」とは、目標を達成した証拠としてあなたが何を見て、何を
聞いて、何を感じるか、目標を達成した状況をありありと想像することです。

そうすると、想像したことと現実の区別がない脳の性質から、プライミングと
いう仕組みが働き、ガゼン願望達成に向けやる気が湧いてきます。

ありありと想像すると言っても、得意な感覚は人によって違います。

ある人は、映画のように思い描けても、あまり視覚的に想像できない人もいることでしょう。

ただご安心ください。
想像すると言っても、すべてが視覚的にしなければいけないわけではありませ
ん。想像の中で目標達成の瞬間にある周りの人の声や音楽を想像するかもしれ
ません。暖かくなると力がみなぎるなど、体の感覚を想像しやすい方もいるでしょう。

想像することが苦手な人も大丈夫です。小学校の夏休みの絵日記みたいに目標
達成の状況を絵に描いて、言葉で達成の様子を細かに描写してみましょう。

言葉を使っている過程で創造脳が活性化し、目標達成といった今まで経験した
ことのない新たなイメージも創り出せます。このとき脳はプライミングの仕組
みを働かせ始めます。

プライミングとは、目標を達成したときに満足感や達成感などに代表される快
感をもたらす脳内の報酬回路が働く前に、脳の奥からドーパミンという快感と
やる気のホルモンが脳全体に放出される現象です。

だから目標が達成できたように想像することがやる気につながるのです。この
仕組みを上手に活用して自然にやる気を高めているのがスポーツ選手たちです。

2番目の要点は目標達成の状況を具体的にすることです。具体的とは、目標を
いつ、どこで、だれが(だれに)、何を、どうする、と詳細にすることです。

「いつ」は達成期限です。設けておくと「そのうち」という先延ばしを防止す
ることができます。「どうする」は計れる形にすることです。

計れる形にするとは、やせるのが目標なら「ダイエットする」ではなく「体重
を7キロ減らす」、豊かになるのが目標なら「お金持ちになる」ではなく
「年収を2000万円にする」と目標を数字で表すことです。

数字で表すことで目標達成に向かって行動を計画しやすくなります。達成して
いく途中の状態をうまくコントロールできるようになります。

具体的にすることは、感覚を通して目標達成の状態を想像することを一層豊か
にします。

具体的にすることと感覚に基づいて想像することが、かけ算的に強力に脳に働
きかけて一段とやる気が出てくるようになります。

ほかにも要点は5つありますが、紙面が尽きてきました。
ほかの要点は【創造脳】開発セミナーでお伝えしたと思います。

目標を設定したら、その達成のために不可欠なことが行動計画です。
次回はその行動計画について【創造脳】開発セミナーの中からご紹介します。

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