2006.10.11
■ 第3回 「もう一つの成功」
いかがお過ごしですか。足達です。
先週の「お姫様の話」は、
驚くほどの反響をいただきました。
ありがとうございました。
さて今週の「もう一つの成功」は、
「受けとる」ということです。
昔むかしあるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
二人は太陽とともにおきて、太陽とともに眠る、そんな生活をしていました。
ある日、二人はいつものように畑仕事に出かけ、
一緒に汗を流していましたが、
いつも使っていた仕事道具の鎌の柄がぐらついて、
おじいさんの指に刃がかすり、おじいさんは怪我をしてしまいました。
「いたぁ~」
その声を聞いたおばあさんは、
おじいさんのそばに駆け寄りました。
するといつも履いていたわらじの紐が切れて、
おばあさんは転んで怪我をしてしまいました。
「いたぁ~」
二人で痛い思いをしたおじいさんとおばさんは
顔を見合わせながらあることを思ったそうです。
それをお互いに、話したら、偶然にも同じことを考えたようで
二人は、驚きとともに痛みを忘れて、
幸せな気持ちで心がいっぱいに満たされたそうです。
さらに来る日も、来る日もそのことを思い出し、
毎日を幸せに過ごしたそうです。
毎日、毎日、来る日も来る日も幸せを感じるようになった
幸せの秘訣、気になりますよね。
今回のお話は、当たり前に使っているものが、
実はよくよく見てみると
あなたの感じなくてすむ不安や損害から守ってくれているというお話です。
おじいさんは鎌、おばあさんはわらじ。
二人にとってはいつも使っている当たり前の「もの」です
でもこのあたり前のものがないと不自由だし、
思い通りのことができなかったりします。
例えば、こんなふうに考えてみてください。
私の場合、子どもが元気でいてくれるから、
家に帰る時、また職場で心配しなくてすんでいます。
妻が笑顔でいてくれるから、
不安になる必要がありません。
両親が元気でいてくれるから、
東京で仕事ができています。
セミナーに参加していただいている方がいるから、
出会いがあってお話しすることができています。
こんな感じで、すでにあるものをしっかりと見つめて、
抱きしめることが「もう一つの成功」です。
皆さんにとって、すでに「ある」ものはなんですか。
そして、もし、それがなくなったら、
どんな不安や心配が出てくるか想像してみてください。
この心配や不安がないのは、
その「ある」ものが存在しているおかげです。
今あるものを受けとること、そして感謝。
もう一つの成功、幸せの秘訣ですね。
最後に、おじいさんとおばあさん二人が同時に思ったことですが、
それは・・・
「いつもいることで、さみしい思いを感じなくてすむありがたさ。私にとってはこの人だ」
でした。
このコラムを読み終わって、一番最初に会話する相手から、
今回のこのことを思いだして話し始めてみてください。
足達大和