ライフラーニングセンター:コラム

第105回 近藤哲生 エッセイ

2007.10. 3

■ 第2回  【 学び方を学ぶ 】

みなさん、こんにちは。
ブレイントレーナーの近藤です。
秋本番、果物が鮮やかに色づき、香り豊かに実る頃です。


勉強で様々なことを学ぶにしても実際に成績を上げていきたいですよね。
成績を上げるためにも試験に合格するためにも勉強を続けるのは不可欠です。
やり続けられるモチベーションを持っているに越したことはありませんね。


モチベーションを左右するのはやはり目標設定です。
意欲的に勉強ができる目標設定について今回はお伝えしましょう。
目標設定をすることは意欲向上だけでなく頭の働きを加速する働きがあります。


目標設定がどのように頭の働きを加速するのか、一例を紹介しましょう。
ある速読法をやれば、高い理解度のまま250ページの本なら約1時間で読めます。
私も実践している速読法なのですが、最初は目標設定をすることから始まります。


例えば、何のために手にとった本を読むのか。本を読むことで何を知りたいのか。本から学んだことをどう活かしたいのか。そういった目標設定を本を読む前にします。すると脳は設定した目標を果たそうと自動的に動き始めます。


そのように脳が動き始めると、毎秒一千万ビットの処理能力を持った右脳が盛んに動き出します。その結果、一秒毎に見開きで本をめくって見ていくだけでその内容を頭の中に入れることができるのです。


もちろんそのスピードで読んでいるのではありません。そのスピードで右脳が目からの情報を処理しているのです。だから、次の段階で読み方を変えた時、読書の目的を達成出来るような文章で目がとまり、しっかりと読書できるのです。


不思議に聞こえるかもしれませんができるのです。
そして頭に本の情報が入っていたことの証拠として、速読した後に目標としたこと、例えば本の内容を人に話せているとか、文章を書けているという結果を手にすることができます。


以上が、目標を設定することがいかに脳の働きを変えるかの事例です。速読法を知らなくても、本を読む前に目標を設定して本を読むことをおすすめしますね。


では脳の働きも変える効果的な目標設定はどうすれば良いのでしょうか。ステップアップセミナーでお伝えしている三原則はもちろんのこと、それに次のことを付け加えると一段と目標設定を効果的にできます。


目標達成について加えることは3つあります。1つ目は具体的にする。2つ目は達成の様子をイメージする。3つ目は達成で手に入る成果や価値です。


具体的にする。これは、目標達成の期限に加えて、何処で、誰に、何を、どうする、それらの項目をドラマの筋書きを整えていくシナリオ作家のように創作します。すでに達成された状況を報告するような感覚で決めていきます。


達成の様子をイメージする。これは、自分が目標を達成した状況に入り込んで、何を見ているか。どんな音や誰のどんな声を聞いているか。その場にいて何を体のどの部分にどう感じるのか。以上を感覚に基づいて想像することです。


最後の成果や価値とは何か。達成した時、あなたの心理状態です。目標を達成した状況で自分が見たり、聞いたり、感じたりした結果として、感じている気持ちやわき起こってくる考えです。例えば、やる気や達成感や自己肯定感などです。


最後の成果や価値は、目標達成に向けて行動していく時、あなたを動機づけるものになります。それらの肯定的な感覚を味わいたくて目標達成に向けて私たちは行動を続けていくのですから。


以上が頭の働きをも変える目標設定のコツでした。
味覚に溢れた食欲の秋も良いですね。勉強にも最適の時期です。
さて、あなたはどんな成果や価値のために勉強や仕事をするのでしょうか。


もしそれが不明確ならモチベーションも下がりがちなるものです。
体験的なセミナーの実習を通して目標の設定をし直すのも良いかもしれません。


第3回へ続く


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